問題への関心が高いこともあって傍聴席がいっぱいで入りきれない状況でした。
音声が良く聞き取れない個所もあり、内容に誤りがあるかもしれませんが、以下報告します。
篠原議員からの質問
1)現在および見込みの太陽光発電施設の件数
2)反対住民への見解
3)条例・要綱の進捗状況
4)規制地域の設置
に対しての行政の回答は以下のようなものでした。
1.町別の太陽光発電施設の建設の件数(4月1日現在)
地区名
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既設件数
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既設面積(ha)
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予定件数
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予定面積(ha)
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明野
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6
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4.8
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8
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21.3
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須玉
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3
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0.8
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2
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0.2
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高根
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18
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10.2
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9
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34.8
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大泉
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8
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0.4
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2
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0.1
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長坂
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11
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2.7
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5
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6.6
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小淵沢
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2
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0.8
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5
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5.3
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白州
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6
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4.4
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2
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1.2
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武川
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2
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0.4
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2
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3.2
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合計
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56
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24.5
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35
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72.5
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(報告者注:市側の報告している件数は実際に我々が把握している件数とはかなり違いがあるように思う)
2.太陽光発電施設のための伐採面積と森林伐採に占める比率
伐採面積 伐採比率
平成24年 5.37ha 4.1%
平成25年 7.38ha 5.8%
3.林地開発申請分 15.23ha
4.規制に向けての住民の声は?
→市長:市民から「規制を設けるよう」との声は届いている。
5.小淵沢と、大泉の谷戸組・西井出組からのソーラーによる自然や景観破壊を危惧する手紙などについての見解
→市長:小淵沢からは届いていない。
→市長再答弁:大泉の谷戸組などからの手紙は先週届いたが、まだ内容を把握していない。
6.昨年9月から2度に亘る「景観を保全する」と言う約束はどうなったか?
→市長:太陽光発電設置の届け出の仕組みを検討中で、まちづくり条例や景観条例にそって考える。農山漁村再エネ法が施工されたので、それとの整合性を見て、要綱を作りたい。
7.富士山麓と同様に景観保全の考えを北杜市に導入しないのか?
→市長:富士山は世界遺産であり、北杜市に適用する考えはない。民有地に対する規制は無いので、ゾーニングはできない。
市民フォーラムの篠原・野中両議員から、このままではどんどん森林が破壊され北杜市の財産である自然環境が失われてしまう早急に条例化を図るべきであり、市長の考えを質しましたが、市長は、「新エネルギーの推進は国策であり優先事項、太陽光発電施設が景観を破壊しているとは認識していない、自然を守ることと両立させる」との返事に、野中議員より「どう両立させるのか」と質問に対し、「共存させる」との市長の答えでした。
北杜市議会の傍聴などは初めてで、これらのやり取りからソーラーに関する市側の態度に変化があるのかどうか私にはわかりませんが、市民の動きが大きくなってきていることに少し神経質になり始めているように感じました。
それにしても、景観条例を策定し観光客や移住者・別荘族には北杜市の自然環境を盛んに宣伝しておきながら、一方では、国策だからと言って再生可能エネルギーの無秩序な拡大を推進することで現実に自然や景観を破壊していることに、この程度の認識と対応しか示せない北杜市の市政レベルには失望させられます。